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代表 設計・大工 酒井和幸

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酒井 和幸

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設計・インテリアコーディネーター 酒井朋美

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酒井 朋美

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2021.03.10

酒井和幸

長泉町新築工事~窓

本日は窓についてです。

外周部の耐力壁の施工が完了し、窓が搬入されたので取り付けていきたいと思います。

今回の長泉町の新築、O様邸の窓はリクシルの「サーモスX」のLow-E(ロウイー)複層ガラス、アルゴンガス入り。むずかしい名前ですが、Low-Eガラスとはガラス表面に特殊コーティングされたもので、夏の暑さを和らげ、冬の暖房効率を高める等、室内の快適性を高める性能を持っています。

今日は窓の「熱貫流率」「熱伝導率」についてお話します。

サーモスX縦すべり出し窓の熱貫流率は「1.52」。

アルミ+樹脂複合のハイブリッドでは良い数値だと思います。

ちなみに、熱貫流率とは簡単に説明すると、「熱の伝わり」。

この数値が低いほど熱を伝えにくく、断熱効果が良いことになります。

他にはトリプルガラス、樹脂サッシなどにすればこの数値が下がっていき、熱貫流率が「1.00」を切る窓もあります。

トリプルガラスとは、3枚のガラスで構成され、空気層が二つあります。

空気は熱を伝えにくいため、とても断熱効果に優れています。

そしてもう一つは樹脂サッシ。

窓枠の部分がアルミではなく樹脂素材のことを指します。

アルミは樹脂に比べて1000倍位、「熱伝導率」が高いのです。

熱伝導率とは簡単に言うと「熱の伝わる速さ」。

熱伝導率は、気体、液体、固体の順で大きくなり、温度0度の同じ条件だと、乾燥空気が「0.0241」、氷「2.2」アルミニウム「236」銀「428」と、金属は熱を通しやすくできています。だから鍋は金属が多い。スーパーで売っているアルミ製の「鍋焼きうどん」などはすぐに火が通りますよね。

樹脂はというと「0.17」。

いろいろ数字を並べたり、専門用語だと難しいので、分かりやすく説明すると、「結露」の問題。冬の寒い朝、窓ガラスやアルミの窓枠が冷やされて、室内の暖かい空気が、冷たくなった窓に触れて「結露」が起きますね。あれ、ほんとに嫌ですよね。

グラスに氷の入った水が、時間が経つとグラスが汗をかくのと同じです。

結露はカビを発生させ、健康被害を起こします。

体にも悪いし木材も腐らせてしまうため、住宅も長持ちしません。

では、「トリプルガラスや樹脂サッシを使えば、外気と室内の空気が触れずに結露もしないよね」と思いますよね!?

その通り!窓では結露もしないし断熱効果も良いのです(ただし、窓以外のところや内部結露は施工技術によるので、絶対に結露が起きないとは言えません)。

あくまで目安で条件にもよりますが、冬の暖房時、窓から逃げる熱の割合「約60%」。夏の冷房時、窓から入る熱の割合「約70%」。

そう考えると、窓に予算をかけることが相当断熱効果の高い住宅ができるということです。

長泉町のO様邸もトリプルガラスや樹脂サッシも考えたのですが、やはり予算が合わず「サーモスX複層ガラス」を採用しました。サーモスXはアルミと樹脂の継ぎ手の部分、熱橋(ねっきょう)=「熱が伝わるところ」となる部分に断熱性能を高めた「樹脂スペーサー」を入れることで、結露を防ぐ効果があります。

日本の窓は後進国です。世界基準でみると最低で、日本で一般的に普及しているアルミサッシはヨーロッパやアメリカ、中国では通用しません。

断熱効果が高いということは、それだけ冷暖房を使わなくてもよいので、エコな暮らしができます。

ちなみに、日本の一般的な窓の熱貫流率は「2.33~4.07」位です(汗)

日本も断熱効果を高めてヒュッゲな暮らしができるといいですね。

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