地震時に事故が相次いでいる、ブロック塀が倒れ人が巻き添えになる痛ましい事例のようにならない為に、古い無筋ブロック塀を解体し、木製の塀に作り直しました。
ブロック塀自体はすごく高くはないのですが、敷地から接続道路が70㎝から120㎝下がっており、ブロック塀の一番高いところで2.5mほどになり、ひびが入っている古く無筋コンクリートブロック塀が不安であるとのご相談から、アルミフェンスにしてほしいとのご要望でしたが、あえて環境にやさしい木製フェンスをご提案。
外部に木を使うことで、すぐに腐ってしまうのではないか、シロアリが発生するのではないか、と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの素材は国産杉に防腐防蟻処理を工場で乾式加圧注入処理を行っており、長期防腐防蟻効果が得られます。さらに厚みは4cm杉の赤身材（木材の芯に近い濃い部分で、その周りの白太といわれる辺材よりも非常に耐久性の優れた部分）のみを使用しているので、腐ってしまうようなことはありません。
外構部の木質化は、美しい街並みの景観、安全な通学路の確保、災害復興、防音対策などの生活環境の改善に効果を発揮します。
木材は、人と環境にやさしい資材です。「木のまちづくり」は地球温暖化防止に貢献しており、住みやすい暮らしを支えます。林野庁では私たちの住む街や日々の生活に沢山の木材・木製品をたくさん使うことを推進しており、環境にやさしい「木のまちづくり」をめざし、補助金事業を行っており、こちらのお宅では51万円の補助金を利用することができました。