本日は透湿防水シートの施工完了ブログです。
またまた大事な工事です。
この施工とサッシ周りの防水テープを完璧にやらないと雨水が侵入してしまうので、しっかりやっていきます。
少し分かりにくいかもしれませんが、屋根と同様壁にもアルミニウム膜がある、遮熱型の透湿防水シートを施工しました。
アルミニウムの赤外線反射率はすごく高く、熱の放射を抑えてくれます。
例えば、コンクリートは赤外線を93%放射。
アルミニウムは僅か3%です。
しかし、アルミニウムだけだと劣化しやすく、透湿防水にもならないので、特殊な構造と劣化を抑えて放射率15%。 赤外線を85%も反射してくれます。
車のフロントガラスに日射除けのアルミニウム膜は良く見かけます。
そういえば、宇宙服や登山の時の防寒着にもアルミニウムシートが使われていますね。
本当に優れた素材です。
もちろん、遮熱耐久性試験や劣化促進試験も実施しており、
赤外線反射率、初期84.9% 10年後82.1%
劣化度2.8%。10年後に僅かに性能は落ちていますが、とても立派な結果です。
このデュポンのタイベックシルバー、業界で初めて第三者評定機関から客観的な性能評価を受けているシートです。
今回の新築工事では、外壁材にガルバリウム鋼板を使うので、外壁表面と裏側はとても熱くなります。
通気層も設けますが、この遮熱シートで少しでも熱の侵入を抑えて、快適に過ごしていただけたらと思います。