本日も富士市から、耐震リフォーム工事の現況を伝えていきます。
今日は日差しが強く、とても暑かったですね。
朝晩と過ごしやすい陽気になっていたので、久しぶりに「夏戻った⁉」と思ってしまいました。
本日は先ず、先日から施工している床下地の続きをして、床に断熱材を施工していきます。
「根太(ねだ)」と言われる床板を支える下地の木を通りよく打ち付け、断熱材を敷き詰めました。
この断熱材は「グリーンポイント」の対象商品です。
「グリーンポイント」とは、国土交通省が行う、期間限定の国の補助金制度です。
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、
新築・リフォーム工事、中古住宅購入等に対して、「新たな日常」及び「防災」に対応した追加工事や様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。
リフォームの対象工事は「エコ住宅設備の設置」「開口部の断熱改修」「外壁、屋根・天井 または 床の断熱改修」「バリアフリー改修」「耐震改修」など。
こちらのお宅では「エコ住宅設備の設置」「開口部の断熱改修」「断熱改修」「バリアフリー改修」が対象です(この「耐震改修」は静岡県のTOUKAI-0事業の補助金を受けているので、ダブルで補助金はもらえないので、今回は対象外)。
床の断熱改修は熱伝導率で対象になるか、それと施工面積ででクリアしてるかでポイントがもらえるかが決まります。
F様の耐震リフォーム工事にあたり、初めて出会う業者に何社か会ったのですが、グリーンポイントの「納品証明書や性能証明書を用意しておいて」と言うと、「他の工務店とかでグリーンポイントの書類を出すのはやったことがないです」「どういう書類ですか?」との回答が4社ぐらい。
「・・・?」
なぜ?
せっかく国からお金が貰えるのに、なぜ元請けは提案しないのでしょう⁉
そして、営業マンはなぜわからないのでしょう。
話しを聞くと「申請書類の作成が面倒くさい」や「グリーンポイントなんかあるの?」でした。
この補助制度は自分が知ってる限り(制度の名前は毎年変わりますが)、過去に3回ほどありました。調べたところ、今回で5回目だそうです。
ここでちゃんとお伝えしますが、元請けや設計契約を締結したものは、「お客様の代理」ということを忘れないことです。
一般のお客様は素人です。
建築の知識などありません。
大工工事や水道工事で手抜きしても見抜くことは無理でしょう。
新築やリフォーム工事でエコポイントとして還元されることも、一般の人はわかりません。
そこで、元請けの設計士がお客様の代理となって管理し、最適な提案をして国が援助してくれて徳をするなら積極的に使うべきです。
「わからない」なら調べればいいし、「面倒くさい」は論外ですね。
昨今「お客様の代理」と思って設計監理している人はどのくらいいるのでしょう。
ヒュッゲホームズでは、この「本質」を忘れず、「お客様の代理」となって設計管理し、どうすればお客様が「徳」を得るのかを考えて提案したのが、グリーンポイントが貰える床断熱材です。
「グリーンポイント」は床断熱材だけではなく、様々なところで対象商品を使っていますので、その都度アップしていきたいと思います。
話しは変わり、シロアリ被害を受けたところの梁補強をしていきたいと思います。
先日、シロアリ駆除と防蟻処理をし、梁にも薬剤を注入をしたので住宅内部のシロアリは全て死滅したと思われます。
柱の両サイド上部に金物を付けます。
これは「後施工金物工法」と言われる工法で、梁補強をするときには最適です。
そして下から入れます。(脚立の乗り方が危ないですね。反面教師です汗)
(柱間ピッタリだから硬い~汗)
(もうちょい汗汗汗)
無事に収まりました
ふ~~~
まだまだ補強する部分はたくさんありますが、「お客様の代理」ということを忘れずに、自分自身を俯瞰で観て管理していきたいと思います。