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HYGGE+HOMES ヒュッゲホームズ|沼津市 工務店

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沼津市自宅兼事務所の築37年中古住宅リノベーション工事報告~高断熱樹脂窓工事

こんにちは、わかめです。
遠い昔に自宅兼事務所の解体を始めましたとご報告し、防蟻・耐震工事までをお話しましたが、あーっという間に時は過ぎ住み始めて1年近くが経とうとしています。
日々の忙しさと体調不良から後回し・・・。事務所は昨年末にひっそり引っ越しをしたのですが、未完工事もあり、なかなかご報告が出来ず・・・。
あぁ、言い訳ばかりで恥ずかしいです。
なにせ、お客様最優先で工事をしているものですから、自分たちの仕事は後回し、後回し、後回し。
夫の空いた時間にちょこちょこと工事をして、とりあえず住めるから住んではいるものの、細かい工事は住みながらだったりと、決まりの付かない状態が続き、現在は外構工事と看板工事を残すところとなりました。

時を巻き戻して、窓工事について。

窓を断熱化する必要性について。
住まいの中で熱の出入りが最も多いのが「窓」。 そのため、 室内の快適さをキープするためには、窓の断熱性を高めることが重要なポイントとなります。

導入したのはリクシル樹脂窓EW、ガラスはトリプルガラス・アルゴンガス入り・Low-Eガラスを採用。
まず樹脂窓とは。
昭和・平成の時代の窓はアルミサッシと言われていた窓が主流。ガラス以外のフレームがすべてアルミ製。
平成の半ば2000年頃からアルミと樹脂の複合サッシが出回り、今に至ります。
現在は複合サッシが主流で60%以上のシェアだと思います。

屋外側がアルミで室内側が樹脂。アルミサッシに比べたら結露が少なくなっていますが、断熱性能はそこそこ。
そもそもアルミは熱伝導が早く暑さ寒さがそのまま室内に伝わります。複合サッシは半分以上がアルミを使用しているので高断熱とは言えません。

樹脂窓は室内・屋外共にフレーム全てが樹脂製。特徴は複合サッシに比べるととても高断熱。
樹脂はアルミに比べて熱伝導率が低く、リクシルのEWシリーズは熱伝導がアルミの1/1000の樹脂を使用しておりとても高性能。
さらにガラスはペアガラスが主流ですが、3枚のガラスを使用したトリプルガラスを採用。
断熱性能はガラス間の空気層で熱の伝わりを伝えにくくしています。ですのでトリプルガラスの場合は空気層が2層になることで熱を伝えにくくしているのです。
空気層が2層になることで、防音効果も高くなります。


さらにその空気層にアルゴンガスという空気より熱伝導率の低い特殊なガスを入れることでより高い断熱性能を発揮します。
そしてさらにガラスの内側にLow-Eという金属膜をコーキングすることで遮熱となり、紫外線もカットするガラスを使用しました。

メリットはすごいのですが、もちろんデメリットもあります。
それはとにかく重いことと、高価であること。
重さに関しては施工が大変です。2階キッチンにW1650×H2200のはめ殺しと開き戸のセットになった装飾窓の取付の際は、男性大人4人でもへとへとになるほどの重さで、作業される方には申し訳ない気分になります(笑)
ただ、この装飾窓には私のこだわりがあって、一般的には外に出られる窓は引違がほとんどですが、引違は上下のレール部分に隙間があり気密性が悪く、私の大嫌いな虫も入れちゃうので、半分が開き戸で出入りができるこの窓を採用しました。

その他の窓は上げ下げ窓を多く使っていて、気密性は縦滑り窓のほうがいいのですが、デザインと機能性を重視しました。すべて樹脂・トリプルガラス仕様です。

将来にゃんこを飼ったとき脱走しにくいかな・・・と。