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HYGGE+HOMES ヒュッゲホームズ|沼津市 工務店

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沼津市自宅兼事務所の築37年中古住宅リノベーション工事報告~断熱工事

こんにちは、わかめです。
前回は断熱窓工事についてでしたが、今回は屋根・壁の断熱材についてお話させていただきます。
断熱等級は6設定。
以前新築物件に使用した木質断熱材を今回も使用しました。
実はこの木質断熱材(ウッドファイバー)は現在販売終了となっていて、この工事の頃が最後の出荷でした。

ウッドファイバーは国産の針葉樹の間伐材が原料で、化学繊維でできた一般的なグラスウールに比べてとてもエコな断熱材です。
性能面では優れた透湿性があり、吸放湿性能は高性能グラスウールに比べ吸湿量で15倍以上、放湿量で13倍以上、セルロースファイバーと比べても2倍近い性能を有します。
透湿性があることでカビの防止になるんです。
リフォーム現場では断熱材がカビているところをよく見ます。毎日知らずにカビの被害を受けていることも。

断熱性能では高性能グラスウールと同等の熱伝導率(熱が伝わる速度)ですが、グラスウールに比べ蓄熱効果があり、熱しにくく冷めにくく冷暖房効果が高いという高断熱性能と、さらに難燃性を持たせ防蟻処理も施され、吸音効果も高いという高性能。
欧州では環境面への配慮の為、木質断熱材が主流ですが、しかし日本では一般的なグラスウール断熱材に比べるととても高価で太刀打ちできず、製造メーカーが撤退を余儀なくされたようです。残念な結果です。