湿気は内部だけではありません。
高温になったアスファルトルーフィングが湿度の高い空気と接触してカビが繁殖します。
ここで、なぜ羽毛布団が気持ちよいのかを考えてみることにします。
羽毛布団は自分の体温は逃がさないけど、シーツは湿気を吸って排出してくれます。
これが、中身は羽毛でもシーツがビニールなどの湿気を通さない素材だったらどうか。
湿気が逃げてくれないのでベトベトになって気持ち悪く、睡眠どころではないはずです。
フローリングの家庭で万年床にしていて、布団をめくったらフローリングがカビだらけだったお宅を何軒かリフォームしたことがあります。
自分の体内の湿気が床に排出したけどフローリングで止めてしまっていました。
人間は呼吸をした瞬間、二酸化炭素を出します。
呼吸だけではなく、皮膚からも気づいてないだけで汚染された空気を出しています。体臭などがそうでしょう。
もう、ここまで話すとどうすれば湿気と上手く付き合っていけばよいのか分かってもらえたと思います。
そうです。
湿気を逃がせばよいだけの話しです。
長泉町の現場では無垢ボードという24ミリの無垢材をはぎ合わせたものを使っているので、湿気をスムーズに出してくれます。
無垢ボードをすり抜けたら下の写真に行きます。
この写真は透湿防水シートといい、湿気は透すけど防水してくれて、尚且つ遮熱性になっていて、少し見えにくいですが表面が銀色のアルミ膜になっています。
アルミは熱を反射してくれます。
魔法瓶が温度を保っていられるのは、瓶の中のアルミが熱を反射するからです。
このフクビ化学工業という会社の実験データでは、2時間30分後の野地板裏面温度を測定したところ、6~8度低減を確認と出ています。
しっかり防水!しっかり透湿!しっかり遮熱!
とても良い商品だと思って採用させていただいてます。
高温多湿の日本で暮らしていくには、湿気や乾燥と上手に付き合っていくことが大事ですね。