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富士市耐震リフォーム工事~放水試験

2回目のコロナワクチン接種から丸3日が経ちました。

接種後24時間はとても辛く、妻共々ぐったりしていました。

3日が経った今もなんだかスッキリしませんが、接種後の次の日も仕事をし、現場も進んでますので耐震リフォーム工事の状況を綴っていきたいと思います。

本日はシロアリの被害にあった部分を新規の柱や梁に入れ替え、外壁材をモルタル仕上げにするため、モルタルを塗るためのラス板(小幅の木材を取り付ける)を施工して、透湿防水シートの状態で放水試験を行うという工程です。

小幅の桧板を横に取り付けるのですが、その前に縦に5㎜の縦胴縁を取り付けました。

個人的には15㎜ぐらい縦に入れたいのですが、既存の外壁に合わせるため5㎜にしました。

横桟の前に一回縦に入れる目的は、新築などは通気胴縁と呼ばれますが、リフォームでは通気が取れないので、自分で勝手に付けた名前「雨水排出経路」とでも呼びましょうか。

これは、雨(台風も想定)が降って外壁にあたり、その雨水が外壁を突破し、壁体内に雨水を入れないための経路です。

まだ独立する前、ある建設会社でラス板を張ったとき、監督の指示でこの縦の雨水経路を確保せずに張ったことがありました。

断熱材もすでに入れており、断熱材が外側に押されて防水シートと横桟は隙間なくピタリ。

私は「外壁施工前に、もし横殴りの雨が降ってラス板に雨水が溜まったら水の逃げ場がなくて釘から雨が入るよ」と言ったのですが、「そんな手間のかかることしないで」とピシャリ!

案の定、モルタル施工前に雨が降り、軒先もあまり出ていなかったので雨が溜まり、釘頭から雨が入り断熱材が染みていました。

繊維系の断熱材は濡れると効果がなくなり、お客様は無駄なお金を払っていることになります。

そして家も腐りやすくなっていくでしょう。

車で走っていると、外壁のモルタルにクラックが入っている家をよく見かけます。

これは、地震や道路の大型トラックなどの振動でクラックが入ったりしますが、下地の木材が乾燥し、縮んだりねじれたりして割れたりもします。

少し割れたぐらいで自分の家を修理しますかね・・・

(私はそんなお金ありません笑)

ですので、雨水が侵入しそうなところは「やりすぎ」ぐらいがちょうどいいのではないのでしょうか。

ここでのポイントは、下野部分と戸袋です。

既存の戸袋が外壁に入り込んでいるので、波板状の鏡板ですが、細部に至るまで二重、三重に処理しました。

そして放水試験。

台風を想定して横からも水を当ててます。

施主様にも手伝ってもらい、中に居て漏れがないかを確認してもらいました。

結果はまったく入らないので合格ですが、ここでもし入ってもどこが原因かわかるので特に問題ではありません。

入らなくなるまで原因究明し、やり直せばいいことです。

しかし、外壁を仕上げてしまい、内装も仕上がってしまうと壁の中は見れません。

このように、やり直しの効かないところなどは初期の段階で試験などをすると良いでしょう。

いたずらっ子の「チャーくん」が狙っています(笑)

しかも仏壇の上・・・笑笑笑