こんにちは、わかめです。ご無沙汰しております(^^;)
沼津市の建物沈下修正が終わったと思ったら、函南町で新たに建物沈下修正工事が始まりました。
夫のブログで、沼津の工事の様子をアップしてありますが、こんな工事が続くとは、相当珍しいわけで。
浜松から来ている沈下修正のプロの職人さん達とは、勝手知ったる仲のようにスムーズに工事が進んでおります。
ただ、前回より規模が全く違い、沼津では2mまで杭を打つ工事が2か所、建物は部分沈下で6センチだけでしたが、今回は最大で12センチ建物を上げるのですが、堅い地盤まで杭を打つ作業がなんと20か所、最大約10mほど地面に打ち付けます。
しかも、すべて手作業。家の中心部まで基礎の下をモグラのように穴を掘っていきます。径1m位でしょうか、体の大きな職人さんがやっと一人通れるくらいの大きさの穴を、スコップで現在3m程ほりほり。
職人さんの手を止め、私も中に入らせていただきました。
べた基礎の防湿シートが天井にある不思議な光景。すでに5.65mの杭の打ち付けが完了していました。
この杭は一本75㎝の鉄パイプ状で、これを建物の重さで地中に沈めてゆき、75㎝のパイプを繋げて繋げて5.65mに達した状態です。なんだか地中に埋まった不発弾みたい(笑)
地道な作業です。今回これを200本近く使うんだとか。
私は体が小さいので、穴の中で中腰、回転まで出来てしまい笑えました。
あと、職人さんから聞いたのですが、穴の中で身動きができないときに限って、あの道具忘れた!電話しようとも電波が届かず、大声で叫んでも声が届かない。結局バックして穴から出ていく苦労話、この業界のあるある話なんだとか(笑)
暗く狭い地下から這い上がってくるなんてめったにないよね、と思いきや、今度はその基礎の上、床下を覗いたら、夫が床下をはいずって作業中でした。みなさん、ご苦労様です(^^;)しかも、床下をスムーズに移動できるように台車まで作って移動していました(笑)こちらは2期工事の為の調査などしています。
いずれにしても、現場は職人さん達のおかげで動いています。仕上がってしまえば、「キレイ・快適」で終わりますが、職人達が作り上げていく様は、デスクでの作業とは違い、決して楽で綺麗な仕事ではないけれど、技術にはほんと脱帽です。住みながら行う工事はとても大変ですが、完成だけを見るより、工程を見て頂けるのはお施主様の記憶にも残り、大切に家を守っていって頂けるのでは、と思います。これもヒュッゲの考え方にもつながりますね。