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HYGGE+HOMES ヒュッゲホームズ|沼津市 工務店

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長泉町新築物件設計打合せ

こんにちは、わかめです。前回のブログが土地の契約についてでした。今日は間取りなどの設計打合せについて書かせていただきます。
ざっくりのご要望から、様々な条件に合わせてラフプランをいくつか考え、煮詰めていきました。


条件とは、まず一番大事なのはその土地の「用途地域」を調べること。地域の住環境を整えるためのエリア分けがされています。「土地計画法」という法律に基づき、計画的に街づくりを進めるエリアの「都市計画区域」と、それ以外に分けられます。都市計画区域の中には「市街化区域(既に市街地、もしくはこれから市街地にする)」と「市街化調整区域(市街化を抑制する地域)」があり、市街化調整区域は市街化を目的とはしていませんので、人が住むために必要な一般的な住宅や商業施設などを建築することが原則として認められておらず、建物を建てる場合は許可が必要になります。安いからと言って、知らずにこの地域の土地を住居用に買ってしまうと、思わぬ申請費と時間がかかることになります。


市街化区域の中には「用途地域」という区分けがあり、「計画的な市街地を形成するために、用途に応じて13地域に分けられたエリア」をいいます。建てられる建物等の種類や大きさなどが制限されているので、結果として地域毎に住み心地や暮らしが異なります。
用途は大きく分けて3つあり、「住居系」「商業系」「工業系」に分けられます。

地図に地域ごと色分けがしてあります


この土地は調べたところ住居系「第一種中高層住居専用地域」。
建物の高さ制限のない中高層住宅のための地域です。マンションや店舗も建てられるほか、幼稚園から大学などの教育施設、病院、図書館、神社やお寺などが建てられます。この高さ制限がないという事は、建築条件としてはゆるい方。地域により、低層住居専用地域というものがあり、建てられる高さが10mもしくは12m以内という決まりがあり、高い建物が建てられない地域もあります。近隣の日当たりと景観を重視する地域です。さらに北側斜線といって、北側に立つ方の為に日照を守るための高さ制限もあり、第一種低層住居専用地域はそちらも厳しくなっています。

この土地の周りを見回すと、3階建てが何軒か建っています。これはこの地域が中高層住居専用地域だから。勝手ですが自分たちの事だけを考えると、南側に高い建物が建っていてほしくないですよね。

ただこの土地は十分な広さがあり、南側の高い建物の日陰を気にすることなく建てられそう。さらにほぼ南向き。もっと言うと、北側のお宅に日当たりを気にしなくてよい、なぜらなお墓だから(笑)良い条件です。

設計プランに関してのご要望は、玄関にはたっぷりの収納、家事導線を考えた間取り、広いLDK、子供たちが部屋に引きこもらない間取りなど。それらを踏まえてラフプランが出来上がったので、お客様に建物のイメージをして頂くために、ヒュッゲホームズでは、大工という能力を武器に、夫の酒井が木製の建築模型を製作いたしました。

家具も配置しています

皆さん第一声は「わーすごい!」「大きい!」と歓声。
通常、建築模型と言えば1/100の紙で作成することが一般的には多いと思います。弊社ではもっと見やすくするために、現物の1/200スケールで、かつ内部が見られるように、階ごとに分解できます。


実際の建物は、これを見てサイズ感などを確認した上で、模型より変更になりましたが着工前に確認ができて安心です。

さてプランが決まれば、本格的な設計図の作成に入ります…。