私の住む静岡県で、先日桜の開花が発表されました。
が・・・
翌日は急に冷え込み、東電管内では節電を呼びかけるほど急に寒くなって桜もびっくりしたんじゃないでしょうか笑
あ!
今ブログを書いてるときに、サッカー日本代表が豪州に勝ってW杯出場を決めました!!!
2022年3月24日現在、ロシアの一方的な軍事進攻でウクライナとの戦争が起きてちょうど1ヶ月経ちました。
市民のかわいそうの姿が中継されたり、各国にロシアの天然ガスが届かなかったり、輸入材木が入らず日本の建築物の木材高騰でいいニュースがないだけに、オリンピックやW杯などスポーツは元気にさせてくれますね(^^)/
ただ、地上波では中継なし・・・(T_T)
そうそう、
木材に関してなんですが、日本はなんでこんなに森林が多いのに輸入の木材ばかり使うのでしょうかね~?!
毎年この時期は花粉症に悩む人が多いから、杉や桧をほどよく伐採すれば花粉症で悩む人も少なくなるんでない?!
なんて、単純に考えたりしちゃいます(^^♪
日本の木造住宅で相当古い古民家以外では米松をよく見かけます。
もちろん、現在でも欠かせない木材の一つであります。
木材の国産状況を遡ると、昭和35年の木材自給率は87%です。
昭和39年に木材の完全自由化があり、昭和48年頃には自給率は36%まで落ち込んでいます。
先ほどお話した米松ですが、同じ日本の針葉樹(松、杉、桧)に比べて値段も安くて強度もある。
米松とは、アメリカ、カナダの太平洋側に広く分布している松です。
これが強くて安いのであれば使わない手はないですよね。
材料の強度には、圧縮、引張、曲げ、せん断等があり、米松は特に曲げ弾性率に優れています。
簡単にいうと、これは粘りがあり「パキ」っと折れにくいということで、横架材によく使われています。
梁の長さによりますが、同じ横架材で米松で30㎝の梁せいでいいところ、日本の杉を使うとなると36㎝、40㎝と大きくしないと同じ強度が取れず、木材の体積が増える分お金もかかるしその分天井も低く作らないと納まらないなど、いろいろ障害がでてきます。
ロシアの輸入木材も同じで、針葉樹の値段が安く強度もあります。
が、
シロアリ、それと日本の高温多湿の気候にあまり強くない弱点を持っています。
特にシロアリは真っ先に米松を食べつくしてしまい、今までのリフォーム工事で数多く見てきたことです。
安いことはありがたいことですが、この森林大国日本でも地産地消できないですかね。
ファストファッション然り、消費者にはありがたいけど古くなった洋服などはアフリカなどで大きなごみ問題になっており、ここ数年は南米チリのほうにも洋服ごみが行きだし、化学繊維は海へと流れだして環境破壊に繋がっています。
建築分野も安さばかりでなく日本の林業の衰退をなんとか改善し、日本の気候風土にあった国産木材をもっと使っていければ、今回のように世界情勢が悪くなってもあたふたしないですむし、環境にも良いはず。
タンカーで輸入すると燃料もすごいかかって環境に悪そう~。
そうだ!
富士建築士会で植林や伐採の企画ができないか提案してみよう!
富士市なら森林がたくさんあるし、富士建築士会のみんなは相談しやすいから何かできるかもしれない。
というわけで、ロシアはすぐ戦争をやめ、輸入を再開して正常に戻してから徐々にフェードアウトして地産地消にしていきましょう。