本日は、長泉町の新築現場を少しお休みし、急遽依頼のあった白蟻被害のお客様のところへ行ってきました。
連絡があったのは5月1日。
少し前に、窓に羽アリの大群が居たとのこと。
電話で連絡を受けたので、その場では「シロアリの上司」とだけ簡単に答え、後日下見に行き、畳をめくるとかなりの被害にあっていました。
そして本日、和室をフローリングに変える工事、シロアリ駆除、廊下も一緒にフローリング重ね張り工事の着工に入りました。
現状の畳の下の下地合板です。
風通しが悪く、湿気がこもって合板が真っ黒です。
廊下もぶかぶかしてるところがあるのでめくってみました。
がっつり食べられてます。
柱の根本も食べられてしまっています。
これでは耐震性も落ちてしまいますね。
(これらの画像を載せることの許可は頂いております)
和室の下地を剥がすと土台までがっつり。
まるで教科書に出てきそうな、お手本のような食べ方です。
「シロアリはこうやって食べていきます」というように。
芯の赤身のあるところは残し、辺材という白太部分、しかも自分の身を守って進むため、外周の薄皮1枚から内側を食べつくします。
解体しているときにはシロアリは数匹、羽アリは数十匹確認しました。
阪神淡路大震災の時も、ほとんどの家屋が古い家で、このようにシロアリ被害などで耐震性が落ちたところに地震がきて倒壊していったと聞いています。
なるべくなら被害にあう前、シロアリ予防の効果が切れる5年以内に再度予防処置ができるといいですね。
ヒュッゲホームズでは、町医者みたいな役割を担っていきたいと考えています。