こんにちは、わかめです。またしても、お久しぶりの投稿になってしまいました。
ちょっと過去にさかのぼり、自宅の工事進行状況を書かせていただきます。
購入前にインスペクションをした際、建物のレベル(傾き)は問題ありませんでした。
ただ、室内に雨漏りの形跡が非常に多く、構造体にも影響があることは分かっていました。
塗り壁の外壁には大きな亀裂が多数あり、そこからの雨漏りは重大だろうと。
ですのでまずは、建物の劣化状況を判断するため、室内の解体を始めました。
内壁は全て、既存の断熱材も全撤去。
大きな雨漏りは5か所。小さな雨漏りもあり、被害は予想以上。
中にはシロアリ被害もありました。
白アリは湿気を好みます。こういった雨漏りは白蟻の格好の餌食になります。
外壁を支える「あらし」と呼ばれる杉板がほぼないところもあり、
これじゃあ外壁が落ちちゃう(汗)
土台もなくなってますねー。
でもどうしてこんなになってしまうのか?
これは現在と、34年前の外壁の施工方法の違いにあります。
当時は「あらし」の上に防水シートを貼って、その上に直に外壁材の
モルタルやサイディングを塗ったり張ったりしてたため、
外壁に亀裂が入ると、直接躯体に影響が出てしまうため、劣化が酷くなってしまうのです。
しかし平成12年(2000年)に建築基準法が改定となり、この施工方法は禁止、変わって「通気工法」
といい、外壁とシートの間に隙間(通気層)を設けることで、万が一外壁に亀裂が入っても
湿気や結露が直接躯体に染み込むことなく、外部に流れ落ちる工法に代わっているのです。
この工法に関しては、後日外壁工事の進捗の際にお話します。