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HYGGE+HOMES ヒュッゲホームズ|沼津市 工務店

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沼津市自宅兼事務所の築37年中古住宅リノベーション工事報告~外壁工事①ガルバリウム鋼板

こんにちは、わかめです。
9月だというのに暑くて嫌になりますね。
今日も自宅兼事務所の工事報告をさせて頂きます。

外壁はガルバリウム鋼板+木のサイディングの組み合わせです。
まずはガルバリウム鋼板の説明から。近年、外壁・屋根材として定番化している材料です。
ガルバリウム鋼板は金属素材で、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。
ガルバリウム鋼板のメリットは

  • 耐久性があり錆びにくい
  • 軽くて耐震性が高い
  • カバー工法が可能(外壁・屋根のリフォーム)
  • シンプルで都会的なデザイン
  • 吸水しにくく凍害に強い
  • リサイクル可能で地球環境に優しい

耐久性・防錆:金属は錆びやすいイメージですが、ガルバリウム鋼板は錆びにくい特性を持っています。
アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食作用の二重の保護作用により、高い耐久性と耐食性。
アルミやトタン(亜鉛めっき鋼板)などの金属素材と比べて錆びにくく、長期間、建物の外観を美しく保てます。
また、ガルバリウム鋼板は水に強いため、劣化により水を吸収すると変形する可能性がある窯業系サイディングよりも、メンテナンス周期が長くなります。
耐震性:屋根材や外壁材が軽量であるほど、建物の重心が下がって揺れが少なくなり、建物への負荷も減ります。
その結果、耐震性が向上し、大きな揺れや倒壊のリスクも軽減するのでとても優秀な素材です。
厚みは1mm以下で、窯業系サイディングの約1/3の重さです。
ガルバリウム鋼板のデメリットは

  • 費用が高い
  • 薄い鉄板なので凹みやすい
  • デザインの種類が少ない
  • 錆びる場合がある
  • 断熱性・遮音性が劣る場合がある

費用:ガルバリウム鋼板は、スレートや窯業系サイディングよりも、施工価格がやや高い点がデメリットですが、耐用年数が長くメンテナンス頻度が低いため、ランニングコストを含めたトータルコストで見ると、優れたコストパフォーマンスを発揮します。
錆びる場合がある:錆びにくい金属素材ですが、全く錆びないわけではありません。例えば、台風や竜巻などによる小さな傷や、加工時の切断面から錆びる場合があります。
また、弊社のある沼津の様に海に面した沿岸部で重塩害地域には使えません。必ず錆びます。
自宅兼事務所は海から3km以上離れているので採用しましたが、潮風は台風の時などは10㎞ほどまで届きますのでリスクはあります。
水洗いや定期的なメンテナンス、傷の補修、塗装は不可欠です。
断熱性・遮音性:ガルバリウム鋼板はとても薄い素材なので、断熱性と遮音性が劣ります。
メーカーによっては断熱材と一体型のガルバリウム鋼板を取り扱っていますが、こちらの材料は特に高価であり、断熱材の厚みも薄いので効果の程は…。
自宅は屋根もガルバリウム鋼板を使用していますが、断熱・遮音に関しては吸音・遮音・断熱性に優れた木質断熱材(ウッドファイバー)を壁・屋根に使いデメリットを補っています。
屋根に落ちる雨の音もさほど気になりません。

あとはデザインの問題。
種類が少なくシンプルなのが特徴ですので、外観のイメージがシンプル、モダン、スタイリッシュ、都会的などのイメージの外観になりやすくなります。
ここで悩んだのが、どんなデザインにするかです。
中古住宅のリノベーションのため、そもそもの家の形があります。
切妻屋根、飾りの小さなドーマー窓(屋根窓)がついていて、西洋住宅のデザインでした。
ドーマー窓を無くすこともできたのですが、それが気に入っていたのであえて残したので、流行りのシンプルモダンではない。
できれば北欧風にしたい。
ガルバリウム鋼板の外壁は縦張りが主流で、北欧風なら横張りがいいんだけど施工費・材旅費共に高くつき予算オーバー。
かといって塗り壁は荷重が重くなるので却下。
悩んだ末、ガルバリウム鋼板、汚れは仕方ないが譲れないホワイト角波6山+レッドシダー、木のサイディングをアクセントにすることにしました。