こんにちは、わかめです。
今日も自宅兼事務所のリノベーション工事報告です。
以前のブログでは土台の入替をしたお話をしましたが、築37年というと昭和61年。
一応昭和56年以降の新耐震基準ではありましたが、やはり必要な耐震金物は付いていませんでした。
新耐震基準の建物は安全との基準ですが、当時はまだ規制が甘くこの建物の様に何となくついている金物、位。
何もついていない建物もリフォーム現場ではとても多いです。
熊本地震でも新耐震基準の建物がとても多く倒壊したという現実。
私たちは常に耐震補強の必要性を訴えておりますので、当然耐震補強とプラス制震ダンパーを設置しました。
このダンパーはトキワシステムαダンパーEXⅡ、弊社で新築・リフォームに活躍しています。
コンパクトで施工効率がよく、低価格で安心・高品質な制震性能装置です。
耐震性能を備えた住宅に追加で設置することで、地震の揺れによる建物の変形を最大55%低減させる圧巻の技術で、大切な住まいを守ります。

壁は耐震補強の為の耐力面材モイスを採用。
いつもの耐震補強は室内側に耐力面材として構造用合板を使っていますが(コストを抑えた住みながらのリフォームの為)、リノベーションの為外周部への施工にしているため、構造用合板は湿気に弱いので、無機質で湿気と火災に強いモイスを外周部全面に使用しました。
耐震金物や面材にはそれぞれ強度があるのですが、これは施工が大事で指示通りにビスや釘を打たなければ、保有強度を発揮できないという特質があり、モイスには釘の種類・打ちの間隔、打ち込みすぎなどに細心の注意が必要です。
