本日は断熱材について話していこうと思います。
断熱材とは読んで字のごとく「熱を断つ」。
冬の寒いときに、冷たい空気を室内に入れない。
夏の暑いときに、熱い空気を室内に入れない。
もし断熱材がないと、エアコンで室内を涼しくしても熱い空気が室内に入ってきているので、ぜんぜん涼しくならない。冬は逆で、暖房をしても部屋が暖まらない。
すると、夏、冬とずっとエアコンをつけなければならず、地球温暖化にも繋がるし、電気代はかかるしでいいことはない。
ほとんどの人がこのように考えると思います。
建築業者でもほとんどこの考え方です。
しかし、この考え方「だけ」だと日本の住宅は短命に終わります。
今ではインターネットでなんでも世界の情報が分かる時代!
海外の住宅寿命はに70年、80年と使い資産と捉え、売るときには買った時より高値で取引することも普通です。
日本の住宅寿命は平均30年!
まあ、これは30年しかもたないという意味ではなく、相続人がいなくて、空き家になって壊したりとか、新築好きの日本人がローンが終わった頃にそろそろ建て替えるかってことなど、いろんなことを合わせて30年ということです。
でも、結果的に30年の寿命ということです。
では、なぜ30年なのか。
それは、多くの業者が間違った考え方をしてるのも大きな要因です。
例えば、夏における熱の侵入について空調負荷を計算してくれた先生の話しでは、断熱材の効果はそれほどないことが分かりました。
(あくまで夏の熱の侵入の空調負荷です)
「なぜなら、夏は壁からの熱の侵入より、開口部からの日射の影響のほうがはるかに大きいからだ。」
と言っています。
だからといって、断熱材が不要というわけではありません。
真夏には屋根が高温になり、その熱を室内に通してしまうと冷房が効きません。
真冬には屋根で冷やされた冷気が室内に侵入すると暖房が効きません。
そこで、外気の熱を断つことにより、室内を快適にして健康でいられたり、冷暖房を少なくして、電気代をおさえたりしましょう。ということです。
しかしこの断熱材、誤った考え方の実務者が多いがゆえ、日本の住宅寿命が短くなった要因の一つに挙げられると私たちは考えます。
ヒュッゲホームズでは、どのように断熱をすれば住宅寿命が長くなるか、健康でいられるか、そして「ヒュッゲ」でいられるかを考え、断熱材を選ぶようにしています。
つづく・・・