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HYGGE+HOMES ヒュッゲホームズ|沼津市 工務店

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函南町、フルリフォーム

2023始動

みなさま、明けましておめでとうございます。

昨年はボランティア活動も含めて慌ただしくブログがアップできない日が続いてしまいましたが、本年はなるべく時間を作ってHPを更新していきたいと思っています。

また、今年は新たな国家資格にも挑戦していきたい年ですので、気合を入れた1年になりそうな予感です。

さて、昨年から始まりました函南町の大規模リフォーム「地盤沈下修正工事」の続きから振り返っていきます。

先ずはおさらいから。

築35年ほどの木造住宅で現状11/1000の傾きがみられ、新築も考えていたが思い入れのあるということで地盤沈下を直してリフォームをするということです。

震災が起きたときに国が定める家の傾きの基準が10/1000から半壊になってしまうので、11/1000の傾きは半壊相当に該当します。

工事が始まる前に何度も打ち合わせで家の中に入らせていただきましたが、そのたびに身体がふわふわしてバランス感覚がおかしく感じていましたが、住んでいる人たちはあまり感じていないみたいで「そんなに傾いてる?」と言っていました。

慣れって怖い汗

そこで、曳家技術を使って「地盤沈下修正工事」をし、築35年ほどで新耐震基準には満たしているけど壁量のバランスが悪いから耐震補強も行い、断熱性も向上させて真冬でも暖かい空間を造り、腐った柱や土台も入れ替えて思い入れのある家を残す計画にしました。

さらに住みながらの大規模リフォームということで私どもの工事業者と施主様が団結して進めていかないとなりませんのでかなり苦労しますが、半年ほどの長丁場のリフォームを頑張っていきたいと思います。

それでは曳家技術を使った「地盤沈下修正工事」の続きから綴っていきます。

杭を打つためのトンネル。

前回も書きましたが、このように人力でトンネルを掘って75㎝の鋼管杭を何度も繋いで支持層約9mまで杭を入れていきます。

外回りの杭はトンネルを掘るより楽かな(笑)
家の真下にトンネルです。
杭を打つ位置が横にもあるので横も掘っていきます。
トンネルの中は狭くてやりづらい状態。
それでも大きい体を縮めて溶接までしっかりしていきます。
外れないように溶接。
溶接した後はトンネルを掘った土を埋め戻していきます。(仲間の曳家、ファーストハウスの中村さんは道具や材料がいつも整理されているのでとても気持ちが良いです)
何層かに分けて転圧。
土の水分が多く、転圧に向いてないところはこのように土のう袋に土を入れて特殊な発砲セメントを充填して隙間なく詰め、硬い地盤にしていきます。
水の中にアドサーモを混ぜて良く攪拌することで、流動性も良く約1.5倍近くの膨張力で隙間に浸透してくれています。

これで杭の工事は終わりました。

べた基礎に支持層約9mを20か所、杭を打ち込みました。

これで家はこれ以上沈むことはなくなったので、これから土台から家の傾きを修正していきたいと思います。

続く・・・